経営者の仕事

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一日、どれくらいの長さを働いていますか?
どんな仕事をしていますか?
少人数で仕事をこなす小さな会社では、経営者はスーパーマンのごとく働いていることが多いものです。
経営者はトップ営業で、集客責任者で、マネージャーだし、流通管理も行います。
経理だって、それほど得意ではない場合が多いけれど(笑)、がんばる。
こんな風に多くの仕事をこなして、がんばっているのではないでしょうか?


こんな状況なのに、僕は、もうひとつ別の仕事をしてくださいと書こうとしています。

今あげた「営業」「マーケティング」「マネジメント」「流通管理」「経理」の仕事は、
そのどれも、経営の仕事ではありません。
例えば、営業担当者の仕事です。マーケッターの仕事であり、マネージャー、流通担当者、経理さんの役割の仕事です。
小さな会社では、みんなとてもがんばっているのですが、なぜか経営の仕事をしてない場合があるんです。

経営の仕事というのは、例えば、ここまでお話しした「商品のことを考えること」です。
あるいは、ポジショニングしようとか、
「次の半年はこれをやるぞ」と、変化しようと新たな活動を打ち立てることです。
構想を練ることです。
会社とは「活動の集積」です。
行動を変えることで変化できますが、
たいていの場合、変化しきれずに、いつもの仕事に戻ってしまいます。

定期的に「この方向にがんばるぞ」と、方向を決めないと、
変われなくて何年経っても同じ場所から動けない。
ほとんどの会社が、「変化しない」で立ち止まっているのが、実情で、儲からない原因です。
変わるために、経営の仕事をする時間が必要なんです。

変わるために、いい価値を世の中に提供するために「考えること、活動すること」が経営の仕事です。
それは、営業や集客のような、会社を成り立たせるために個別具体的に活動するのとは違う、
次数が一つ高い仕事だと思います。


「商品のことを考える」に絞って話をしましょう。
例えばこの仕事は、すぐに成果が上がる仕事ではないかも知れません。
いい商品にすぐに出会えることは少ないからです。運だって必要でしょう。

でも、じゃあ「やらなくていいか」と聞かれると、断じてNOなのです。
だって経営の中心にあって、儲かるかどうかを決める最重要要素だからです。
お客さんの満足も決めますし、マーケティングや営業の効率だって決まります。

少し長い目で見た仕事は、経営者がやるしかありません。
そのための専任担当者を置くには、ある程度の会社の規模が必要だからです。

ただ、経営者にいつでも経営の役割をしてほしいというのは、酷な話です。
「忙しい!」ですもん。
だから僕がご提案するのは、四半期に一度か半年に一度、仕事の手を止めて、今後の方向性を考えることです。
すぐに成果のでない仕事とどんな風につきあうのかを、決めることです。

例えば3月末に、温泉に2泊3日で旅行することです。
缶詰状態になる。
個別具体的な仕事を忘れて、会社について考えます。
この時だけは、経営の仕事をする経営者。

あなたの会社に、経営者を。
あなたが、経営者の仕事を。
これが変化をあなたに提供するはずです。



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