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自分の仕事をつくる(西村 佳哲著)
このページでご紹介しているのは「役立つ」と「おもしろい」が両立している本です。その中にあって、特に僕が何度も読み返した本が、これです。経営も、経営者によってやり方が違うと考えています。ですから、自分の構想を練ることが必要だと思っているのです。
特に好きなコンセプトが、この本で紹介されているパン屋さんが語る言葉で「矛盾のない仕事をしたい」という言葉です。今は、「本当はダメだと思う」ことが少なくありません。本当は環境に悪い商品、本当は体に悪い商品、学ぶととらわれてしまう一部の知識。そういう「本当はダメだ」に気づいていて仕事をするのではなくて「自分に矛盾のない仕事をしたい」という言葉を教えてくれました。僕が仕事で大切にしていることで、経営者全般に必要な訳ではありませんが、こういうことは、学ぶことに価値があると思います。
ほぼ日刊イトイ新聞の本(糸井重里著)
眉間にしわを寄せて、むずかしい顔をして仕事をしていませんか。
仕事は大変な物で、事実、大変なことばかり怒っている人にお勧めしたい本です。1日100万ページビューとも200万ページビューともいわれるお化けサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」が生まれたときに起こったことを1冊の本として読むことができます。
自分に矛盾のない仕事をするという話を「自分の仕事をつくる」のところで書きましたが、その実践編だと思います。自分が何をしたくて、それに嘘をつかないためにどんな工夫をしていけばいいのかを学ぶことができるので、できるだけ多くのクライアントのみなさんに読んでいただきたい本です。
ブルー・オーシャン戦略(W・チャン・キム、レネ・モボルニュ著)
「競争しない戦略をつくる」
「孫子」を初めて読んだとき、何かそこに大切なことが書いてある気がしました。それで3度ほど繰り返し読んだときに「この人は、戦争の目的を忘れていないんだ」と気づきました。戦争は、相手のお城を落とすことが目的です。だから、戦わなくても良い。戦うことを目的にすると、多くの人が傷つくだけです。
商売でも同じです。競争することで、よけいなコストと、よけいなストレスが生まれます。
もちろん商売で、競争が本当になくなるとは思っていません。
あなたの競合は、お客さんのお財布の中身を狙っている全ての会社です。ディズニーランドかもしれないし、アップルかもしれない。お客さんの近所の金物屋かもしれません。
でもそういうたくさんの会社がひしめくからこそ、他とは違う会社をつくることが大切です。そのことをまとめてくれている本がブルーオーシャン戦略です。
経営学(小倉昌男著)
「こうしたらうまくいくかも」
気分が高揚するようなアイデアがわいたすぐ次の瞬間に「でも、あれがむずかしいかも」と障害を思い浮かべるものです。視野が広くて感受性が鋭い経営者ほど、そう。つまり、優秀な証拠なんです。ただもったいないのは、障害があったときに、それを乗り越えられないと決めつけてしまうことです。
乗り越えること、できますよ。すこしのクリエイティビティが必要かもしれません。楽ではないかもしれない。けれども、だからこそ、そのビジネスが完成したときに他の会社が参入しにくい強い会社が生まれます。小倉昌男さんの「経営学」は、課題は課題じゃない。問題は問題じゃない、ということを教えてくれます。名著だと思います。
ハイコンセプト(ダニエル・ピンク著)
日本ではあまり名前を知られておりませんが、おもしろい本をたくさん書いてくれているのがダニエル・ピンクさんです。邦訳されている他の本もおもしろいですから、おすすめです。そのなかでも取り上げたいのが「ハイコンセプト」です。業界の悪いところがあるとか、もっとこうしたらよくなるとか、閉塞している社会状況だからこそ、大小様々な打開策を持っている経営者は少なくありません。
そういうアイデアを得るためにも、そういうアイデアを形にするためにも、そして、広げるためにも役立つのが本書です。説得ではなくて共感だとか、左脳ではなくて右脳だとか、最近はよく言われていることですが、そういう新しい潮流をさまざまあわせてみることで時代の大きな潮流を理解することもできると思います。
人を動かす(D・カーネギー著)
ビジネス書やノウハウを学ぶ本で、僕は2つの観点でその本を読みます。1つは、ノウハウや考え方の内容そのものです。それがすばらしくても、好きにならない本はあります。なぜかというと、もう一つ「その本の底流に流れている哲学」が合うかどうかが問題になるからです。
例えばマーケティングの本で、ノウハウは優れていても「他人をコントロールし制圧する」ような哲学の本は、害になるばかりで利はないと思います。
「人を動かす」考え方やノウハウをまとめた本書の哲学は、「人を大切にする」だと思います。それはビジネスにおいて「自分を大切にする」についで、2番目に重要な哲学だと思っています。
本書は名著で読んだ方は多いと思いますが、この期にもう一回読むこともお勧めしたいです。僕は何度も読んでいます。












