[エイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社について]
全国のダンススクールの運営、エイベックス・グループにおける所属アーティスト・タレントの育成・新人アーティストの発掘・育成等事業を行う。<WEB: http://avex-pd.co.jp/
 

[エイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社について]
全国のダンススクールの運営、エイベックス・グループにおける所属アーティスト・タレントの育成・新人アーティストの発掘・育成等事業を行う。<WEB:http://avex-pd.co.jp/


エイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社は、ダンススクールの運営を通して、お客様により高い価値を提供しよう、事業としてより発展しようと、「ホスピタリティ」を推進するプロジェクトをスタートさせました。
 
このインタビューは、そのプロジェクトの中のツール「ホスピタリティ・ブック」の作成について、インタビューしたものです。特に「まだ形になっていない思いや価値を伝える」コンサルティングの様子を、お伝えしていきます。

貴社では「ホスピタリティ」という言葉を、どんな意図をこめて使っていますか?
 
私たちは、ダンススクールを全国展開する事業を行っていますが、
ただダンスを教えるだけではなくて、
教育者として、子供たちの「人間としての成長」に関わりたいと考えています。
 
それで、子供たちや、保護者の方々、スクール運営者との関わりすべてを「よくしていこう」と取り組んでいて、その活動全体を「ホスピタリティ」と呼んでいます。
 
 
ホスピタリティ・ブックを作るにあたって、どんな思いがありましたか?
 
「ホスピタリティ」に取り組んでいくにあたって、インストラクターのみなさんの行動が、一番重要だと思っていました。会員さんに実際に接してダンスを教えるのは、インストラクターの方々だからです。
 
 
先生たちは、みなさんダンスの技術のレベルが高く、人柄も素晴らしい方ばかりです。
 
そのみなさんが、もっと高い価値を提供して、子供たちに感動を届けられるようにと、
本部としてサポートをしたいと思っていました。
 
 
普段インストラクターのみなさんは、一人でレッスンしています。
一人だから、「何をすれば、もっといい教え方ができるか」とか、迷うこともあると思うんです。
それで、他のインストラクターが何をしているのかとか、私たちの会社が何を大切にしているかということを改めて伝えて、ヒントにしてもらえたらと思いました。
 
それから、ダンススクールは、事業としての伸びがひと段落してきて、成熟してきているように思います。そういう時だからこそ、一つ一つの仕事の質を高めていくことで、次の成長へとつなげていきたい。みんなで事業を強くしていきたい、という思いもありました。
 
 
とにかく、エイベックス・ダンスマスターのインストラクターみんな、もっともっと素敵な先生になっていけたらいいなって思っていました。
 
 
最初、吉井が関わる前、どんな風にツール作りを進めていましたか?
 
全国のインストラクターの方々に、どんな思いで、どんな工夫をして子供たちにダンスを教えているのかインタビューしました。とてもいい情報をいただけたと思います。私たちも「これを、みんな伝えられたら!」と思いました。
でも最初、うまく形になりませんでした。
 
 
作ったものを社内の人に見てもらったのですが、そのときも、「言い回しがちょっと変だよね」とか、何かが違うんです。自分たちでも、違うと感じるところはあったのですが、でも、どう伝えたらいいかわかりませんでした。
 
先生たちはダンサーです。かっこよさが大切で、個性を出さないといけない仕事でもあります。
ホスピタリティはすごく大切だけど、上手に伝えないと、個性を抑えるような話になってしまって、押しつけがましくなってしまうかもしれません。
先生たちの役に立つようにと一生懸命作るけれど、ニュアンスまで意識しないと。
 
 
でも同時に、あとちょっと何かがあれば、「もっといける」という実感もありました。
 
 
コンサルティングを受けて、それがどう変わりましたか?
 
すごく良かったです!
単なる説明書ではなくて、心を動かす、心に訴えかけるような文章や言葉で表現できたからです。
できたものを見て、「こういう風にしてくれたんだ!」って、うれしくなりました。
 
もし私たちが作ったものをそのまま渡したら、もしかしたら、言葉が少し尖っていて、先生たちにうまく届けられなかったかもしれません。それを柔らかくしてくれたというか、気持ちに寄りそい伝わるような言葉に変えてくれた。
 
ただ「わかりやすくしてくれた」というのとは違います。
もっとこう、読むと心が動いて、私たちの思いまで伝わるようなものができたと思います。
ここまでは、私たちじゃ、とってもできないと思いました。
 
 
進め方については、どうでしたか?何か特徴的なことはありましたか?


今回は、「想いや状況を詳しくヒアリングする」 「吉井が作例を作成する」 「エイベックスさんの中で編集する」という流れで作りました。

やり取りが始まってすぐ、吉井さんが一番最初のページを書いて送ってくれました。
 
その文章を見て、「あ、この人わかってる」ってうれしくなったのを覚えてます。
私たちの伝えたかったものが、もうできてる!って。
まだあんなちょっとしか話していないのに、ダンスマスターの営業ができるんじゃないかと思うくらい理解してくださって。
 
だから、全体として、安心して進められました。
 
 
それから、親身になって、いっぱい話を聞いてもらったのが、印象的でした。
一つ一つの話を具体的にどういう意味か、どういうことなのか確認していって。
 
そうやって、私たちが伝えたいことをちゃんと理解して、言葉にしてくださったように思います。
こういう言い方はあれですけど、吉井さんが自分の言葉を語ったという印象ではなくて、陰に隠れてくれて、私たちの思いを形にしてくださった。
普通にライターさんや編集者に頼んで書いてもらう方法もあったかもしれませんが、そうしたらこうはなっていなかったと思います。
 
 
では逆に、コンサルティングでは、できない、対応しきれないと感じた事は、ありましたか?
 
うーん・・・吉井さんにできなくて、私たちがやったこと、、、 
しいていうなら、吉井さんが上げてきてくれた文章を、私たちが普段使っている言葉に直していったことでしょうか。
インストラクターのみなさんに呼びかける時に「みなさん」という言葉を使ったり、そういう細かなところで、私たちが普段使っている言葉にしていきました。
 
細かな点ですが、そういうところをちゃんとすることで、インストラクターのみなさんも違和感なく読めるはずなので。
やっぱりそういう言葉の細かなところは、自分たちで対応していきます。
それから、デザインでどう読ませるかというところは、工夫をしたところです。
いい言葉がたくさんあったので、それをデザインでどう読ませるか工夫しました。
 
 
ありがとうございます。全体的な印象を伺いたいのですが、
満足してもらえましたか?
 
はい!とても満足しています。
言葉もデザインも、いろいろな工夫を込めたので、読んだ方からの感想を聞いて「伝えたい思いがつたわった」とわかったら、本当に嬉しいと思います。本当に今回は、ありがとうございました!

ー お忙しい中、ありがとうございました。
(文中の取り組み・組織・数値等は全て取材時時点のものです)

 
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